生まれたばかりの赤ちゃんの視力は、明かりがぼんやりとわかる程度のものです。しかし、ママやパパの顔を見つめたり、玩具で遊んだりしているうちに、視力は徐々に発達していきます。
また、視力の一つに両目で物体を見て遠近感を把握する能力(両眼視)というものがありますが、この能力は生後1年くらいまでに発達します。
そして、10歳頃になると視力は完成し、大人と同程度に見えるようになります。
視力が発達途上にある期間に、目に何らかのトラブルが生じると、視覚がうまく発達しなくなるケースがあります。
しかし、子どもは目に異常があっても、それを言葉では表現できません。目が痒い、痛いなどと言うことも無ければ、目が見えているかどうかについても語りません。片目だけが見えていない状態にあったとしても、日常生活には支障が起こらず、したがってお子様本人は何ら不都合を訴えないので、周囲の大人が気づいてやる必要があります。
お子様の目のことで、少しでも気になることが出てきましたら、早めに小児眼科を受診しましょう。